さて、今回はミラノだ。
ミラノといえばアルファ(単純?)。
というわけでアルファ・ロメオの殿堂、「Museo Storico Alfa Romeo」に行ってきた。
このコーナーを御覧頂いている方で、現地に行かれたことのある方もいらっしゃるだろう。が、イタリアの博物館は美術館同様、結構企画展を行うので、数カ月に一回は見どころが変わるので、何度行っても飽きない。
実は私は今回のムゼオ訪問が初めてだったのだが、やはり圧巻のボリュームと展示物のお宝度合いには大満足。少々市街地から離れているのでアクセスこそ良くはないのだが、一見の価値はあるだろう。
今や高嶺の花の最高峰でもある戦前モデルから、航空機のエンジン。F1をはじめとするレーシングカーたちに圧倒されること請け合いだ。
日本人的な世知辛い見方をすれば、この博物館は採算が取れているのか心配になるくらいだが、それでもやはりイタリアの自動車メーカーというのは意地でこうした文化を守ろうとしているのが流石と言わざるをえない。
よく簡単に日本のメーカーもかくあるべし! みたいな論調を見かけるが、例えば今回のアルファ・ロメオやメルセデスなどを例に上げるまでもなく、企業として、またブランドとしての生い立ちがあまりにも違うので、土台無理な相談だと私個人思うし、日本のメーカーさんも本音ではそれを望んでいないと思う。時代も違えばニーズも違う。良い悪いではなく、これは仕方のないことだと思うわけだ。
そんなことはともかく、ミラノへ訪れたら是非とも訪問して欲しい博物館だった。
それではまた近々。
A Prestissimo!!